今日もワハハでございます♪(wahaha358)
3月に入ると、地元神戸では、あちらこちらから、「いかなごのくぎ煮」を炊く香りがしてきます。私のストレス発散法の1つといえばお料理♪ 喜んでくれる顔を見るのが好きで、このような「神戸の風物詩」とも言える「イカナゴのくぎ煮」をプレゼントして喜ばれるのも嬉しいんですよね。^^
兵庫以外のところでは「いかなご」と聞いてもピンとこない方もいますよね。
兵庫 名物!神戸 名物!神戸 お土産!といえば「いかがごのくぎ煮」で神戸土産ランキングにも必ずランクインしている春の風物詩なんです。
甘い佃煮みたいなもんですね。かなりご飯がすすむので、この時期はいつも体重管理に気をつけています。笑
実家の母がイカナゴを作りはじめたのがは、私が高校生のとき。 当時付き合っていた彼氏のお母さんが、お土産で「いかなごくぎ煮」をくださって、その味があまりに美味しくて感激したことから、我が家でも翌年からいかなご作りがスタートしたんです。 母も試行錯誤しながら作り始めて、その味を私も受け継いでいます。^^
実は、イカナゴを炊くときは、家中がイカナゴを炊いたにおいで充満するんです…。カーテンにもしみついたりして。^^; だからイカナゴを炊くときは匂いを気にしない実家で炊かせてもらうという都合のいいコトをさせてもらっています。お母さん、ごめんなちゃい。)
いかなごは安い年もあれば高い年もあって、今年は1kg2000円近くからスタートしてましたよ。(シーズン終了ごろになると、イカナゴのサイズも大きくなるのですが、半値以下になる。)
ちなみに、いかなごシーズンになると、神戸にしか販売していないと思われる、平べったいタッパがいたる所で販売されはじめて、郵便局でも「いかなごパック」というエクスパック500の販売が活発になります。笑 これも神戸の風物詩ですね。
底の平べったいタッパー。大きいものから小さいものまで。
100均、スーパー、量販店にギッシリ並ぶ。スーパーでは、「イカナゴくぎ煮セット」といって醤油、ザラメ、鍋、酒、味醂、生姜などが一角にまとめて並べて販売されていたりもします。笑
今年も坊をつれて、毎日のように市場に出かけ、いかなごの値段をチェック。笑 今年は地元の市場ではなくて、一駅となりの大きな商店街の魚屋さんで、「イカナゴ」をGetしました。(ひとだかりがあったので、迷わず並ぶと、近所の魚屋さんよりもkg300円も安かったのでありまする。4kg買ったので、1200円もお得♪ヒャッホー。)
いかなごを買うときに並んでいると、はじまるのが、レシピ談義。我が家のレシピはこうだ、ああだと、おばちゃまたちと意見交換するんです。そこで得る知識が知恵になるんですよね。ほんと、家庭によって色んな方法があるんですもん。 アラフォーな私ですが、列で並んでいる中では最年少。笑これから若い世代にも、ぜひ「いかなごくぎ煮」を炊いていってほしいなあと思う今日この頃です。
いかなご(玉筋魚/Japanese sand lance)とは。
明石ではいかなごの1年魚を新子(しんこ)、2年魚を古背(ふるせ)と呼んでいます。糸のように細い魚というビジュアル面から、「いかなご」と呼ばれるようになったとか。
★新子の食べ方
くぎ煮、釜揚げ、ちりめん、かき揚げ、サラダ、柳川風鍋、唐揚げなど。
★古せの食べ方
くぎ煮、釜揚げ、付け焼き、塩焼き、てんぷら、から揚げなど。
いかなごのくぎ煮 レシピ(材料)
生いかなご1kgを炊く場合
(私はいつも一気に2kg炊くので、×2で作ってます。)
・醤油 250g
・ざらめ 250g~300g
・みりん 50g
・土しょうが 50g
・くるみ 適量
【イカナゴくぎ煮のマメ知識】
◆好みですが、醤油を250gのうち、50gをたまり醤油にするという人もいます。
◆風味やかおりの関係でお酒を50g入れる人もいます。
◆水あめや、黄金糖でツヤだしする人もいます。
(素人がすると、ベチョッとなる可能性あり)
◆お好みで山椒、レモンの皮などを入れる人もいます。
私も色々試しましたが、今は一番シンプルなレシピに戻っています^^
いかなごのくぎ煮 レシピ(調理)
①大きなザルのイカナゴを入れて、うけているボールに水をはり、生イカナゴをよく洗う。(かきまぜすぎない!とにかく、触り過ぎない。ふわ~っと優しく洗うイメージ。)
②ザルにあげてしっかり水切りをする。(40分水を切る)
③土しょうがは、よく洗い、皮つきのまま千切りにしておく。
④アルミホイルで落とし蓋を作っておく。(で5か所程「穴」を開けておく)
⑤お鍋に生姜以外の、全調味料を入れ、煮立たせていく。
(鍋は厚くて大きなモノがGOOD)
⑥プツプツと煮立ちはじめたら、イカナゴをパラパラッと入れていく。
(指で煮汁の通る穴を少しあける)
⑦しょうがを入れる。
⑧用意しておいたアルミホイルの蓋をかぶせる。
⑨すぐに吹いてくるので、1分ほどアク取りをする。
(丁寧にアクだけを取ることで、臭み減)
煮汁の泡で包んで炊いていきます。煮汁が煮立ってきたら泡が粘りを持って、落としぶたが下がってきますので、それまで強火で炊き続けます。
⑩そのまま強火で20~30分ほど炊く。
(絶対に、ハシでかきまわさない!!できあがって冷やし終わるまで、絶対にかき回さない、箸で触らない!)
⑪煮汁が見えにくくなってきて、プツプツとした泡に変わってきたら、みりん(ツヤだし)を入れて中火にして5分程見る。
⑫ほとんど煮汁が見えなくなってきたら極弱火にして、5分。
⑬最後に、お鍋をもってゆすり、鍋がえしをして煮汁を全体にからませて、ムラをなくします。いかなごとタレを絡ませて。
(最後の最後に、ここで胡桃を入れる。)
⑭大き目のザルにあげて、煮汁を切り、一気に団扇で冷まします。
⑮熱が取れたら、タッパに入れて保存。(多く作った場合は冷凍も可)
ポイント
①イカナゴは鮮度が一番大事。スーパーなどで夜購入したりなど、時間が経過したイカナゴは上手に炊けない! できれば、市場で買ってきたものをすぐに炊くのがベスト。スーパーでも入荷したてものものを調理する。
(たいがいは第一便が11時。第二便が14時くらいに明石から到着する)
②ぜったいにかき混ぜない。
③焦げ付きやすいので、絶対にそばを離れない。煮汁が少なくなってくると焦げやすいので、按配がわからないときは、早めに火からあげる。
いかなご作成の動画ピックアップ
兵庫近郊で、いかなごが手に入る地域の皆さんは、来年こそはぜひ、炊いてみてくださいね!
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