「不安になる」私の心。不安障害・パニック障害の原因と症状、克服方法について。

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今日もワハハでございます♪(wahaha358

20代前半のころ、「パニック症候群」を経験しました。一番最初に発症したのは日曜日の夜。明日から仕事…という時に、急に胸の息苦しさを感じ、心臓がバクバクしだして、呼吸をしてもしても吸えなくなってしまったのです。頭がフラフラして、顔や指先が痺れてきて「死ぬかもしれない、どうしよう」とパニックに。

過呼吸状態になり、救急で病院に行った日がパニック障害(パニック発作)のはじまりでした。 不眠や過呼吸、パニック発作…そこから何年間も抗不安薬(精神安定剤)が手放せない状態を過ごします。

今回は今は克服した「パニック障害」の経験話や対応方法についてご紹介しますね。

不安障害とは?パニック障害とは?
パニック障害(パニック症候群)の原因と症状について

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パニック障害は突然起こる激しい動悸や発汗、頻脈(ひんみゃく:脈拍が異常に多い状態)、ふるえ、呼吸困難、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に「このままでは死んでしまう」というような強い不安感に襲われる病気で、従来からの”不安神経症(不安障害)”と呼ばれていたものと同じです。

この発作は「パニック発作」といわれていて、多くの場合10~30分くらいでおさまりますが、何回か繰り返すうちに、また発作を起こしたらどうしようという、パニック発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれるようになります。これが「予期不安」です。

パニック障害は100人に2~3人位は発症すると言われていて、決して珍しい病気ではないんですね。初めてのパニック発作で、救急車を呼んで病院に運び込まれるケースもありますが、診察を受ける頃には発作は落ちついて血液検査や心電図検査をしても異常がありません。

パニック障害の特徴は、検査をしても身体的な異常は見当らないのに、パニック発作を繰り返してしまうところで、治療が不十分で病気が進行してしまうとうつ病やうつ状態になるおそれがあります。

パニック障害は乗物恐怖症とか外出恐怖、高所恐怖症、飛行機恐怖症、MRI・CT恐怖症、外食恐怖、留守番恐怖など、いろいろな形で現れてきますが、いずれも「死の恐怖」を直接的に感じるという点に特徴があります。


私自身も、電車や飛行機、バス、船などの逃げ場が無い場所に乗れませんでしたし、MRI中にパニック発作になって円柱の機械からはいでたこともあります。

【パニック障害のそもそもの原因について】

脳の中には脳内神経伝達物質といわれる物質が数種類あって、外界からの刺激に対応してさまざまな働きをしているのですが、パニック障害が起こる原因は恐怖や不安に関係している神経伝達物質「ノルアドレナリン」と興奮を抑える神経伝達物質「セロトニン」とのバランスが崩れるためと現段階では判断されています。

(脳の病気)現在も研究が進められていますが、脳内のセロトニンが増加する治療を行うと、パニック障害の改善がみられることから推測されています。 

それ以外の要因としては、性別、性格、幼少期体験、ストレス、遺伝なども考えられてます。以下詳細です。

◆性別
パニック障害は男女両方発症しますが、女性の方が男性よりも2倍程度発症しやすいとされています。

◆性格からくるパニック障害
パニック障害は不安障害に属する病気でその根本にあるのは「不安」です。もともと不安が強い人、心配性の人、こだわりが強くて神経質な人などは、一般の人よりもパニック障害にかかりやすいとされています。

◆幼少期の辛い体験からくるパニック障害
虐待などの幼少期につらい体験をしている場合、パニック障害が発症しやすくなることが過去症例より指摘されています。

◆ストレスからくるパニック障害
強いストレスを受け続けていると、精神的が余裕がなくなって不安・緊張が高まるため、パニック発作も起こりやすくなるとされています。

◆遺伝からくるパニック障害
パニック障害の家族歴がある場合は、そうでない人と比べ4~8倍もパニック障害にかかりやすいという調査結果があります。

パニック障害の治療と克服のためにしてきたこと

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パニック障害の治療は、主に脳内神経伝達物質のノルアドレナリンとセロトニンのバランスを改善する薬物療法が一般的です。

使用される薬剤には、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」「抗不安薬」「三環型抗うつ薬」など。他、、心理療法「認知行動療法」と「自律訓練法」などもあります。私は「抗不安薬」と、心理療法でパニック障害を克服しました。薬はお守り代わりに常に持ち歩いていました。

それ以外にしていた事として、
◆パニック障害についての知識を増やした。
(知識を得ることで、安心感が生まれ怖がったり、慌てたりしなくなった)

◆パニック発作になりそうな場所や状況を選ばないようにした。
(特急電車には乗らずに、各駅停車でドアのすぐそばに乗車するなど。)

◆「パニック発作は死ぬ病気じゃない。必ず発作はおさまる。」と言い聞かせて、心を落ち着かせた。

◆心の不安など、もともとの性格起因からパニックになりそうになったときは「全ては今の自分に必要だから起こった事だ」と全てを許し認めて受け入れることを意識した。

◆自宅や職場で自律訓練法を毎日積極的に取り入れ、カウンセリングなどで心理的な面のサポートをした。

◆生活のリズムを整えることに意識をした(睡眠不足にならないように、深酒を控えるようになど)

◆セロトニンが多く含まれる食事やサプリを摂ったり、日光浴なども意識的に行った。


パニック障害の具体的な症状
(診断基準)

アメリカ精神医学会の「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-Ⅳ)」内のパニック障害の診断基準では下記の13項目のうち、4つ以上当てはまると、パニック障害の可能性があるとされています。

① 心臓がドキドキしたり、脈拍が増加する

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② 手の平や、全身に汗をかく

③ 体や、手足がふるえる

④ 息切れ感や、息苦しさを感じる

⑤ 窒息感、または喉(のど)が詰まった感じがする

⑥ 胸の痛みや圧迫感、不快感がある

⑦ 吐気や腹部の不快感がある

⑧ めまい、ふらつき、または気が遠くなるような感じがする

⑨ 現実感が失われ、自分が自分ではない感覚が起こる

⑩ 自分をコントロールできなくなる恐怖や、気が狂う恐怖に襲われる

⑪このままでは死んでしまうという恐怖を感じる

⑫ 体の一部にしびれ感や、うずきを感じる

⑬ 冷たい感じや、ほてった感覚がある

症状が当てはまる場合は、一度もよりのクリニックや心療内科などに相談に行ってみるとよいと思います。書籍なども多数出ていますので、チェックしてみてくださいね。

うつ病・パニック障害の経験がある芸能人まとめ

近頃では芸能人や有名人の方々でも「うつ病」「パニック障害」の経験を堂々とメディアを通じて告白されるようになりましたね。  でも芸能界に限らずうつ病患者の皆さんや、多くの予備軍の方々は世間に対してカミングアウトできない状況がまだまだあると思います。
実際に私もパニック障害になった時に「自分は鬱じゃない。そこまで酷くない。精神科に行くほどの状況ではない。」と、勝手に判断してしまっていました。

ナイナイの岡村隆史さんは2010年6月から11月にかけて鬱治療で芸能活動を休養されましたよね。元々真面目な性格だったそうですが、昔「自分で何でもできるんちゃうか」と「勘違い」されていたと告白されていました。
一人で舞台をしようと思い立って、寝ないで台本を書き直しているうちに一睡もできなくなり、そういう状況が1か月以上も続いたそうです。(睡眠障害ですね)

周囲に対しても「なんで俺ばっか頑張らなあかんの?もっと周りも頑張ってくれよ!」と批判的になったり、周りが協力しようとしても「自分でやれますから」と拒否していたそうです。 とにかく、どんどん心身的に疲れていったのだと思います…。そして鬱にいち早く気付いて治療の道を勧めてくれたのは、相方の矢部さんだったとか。
やはり早期発見早期対応が重症化しない、”早く治る為の重要なポイント”です。

治療の結果、”自分がなんか思いついたときにバッターボックス立てばいい、常にバッターボックス立つんやなくていいって、やっと分かったんです” と思えるようになったそうです。
自分の考え方のクセに気付いて、変われた。心がラクな方に、自由に全部の自分を受け入れて OK!!と思えるようになった。 心の変化が出来たからこそ、芸能界復帰も出来たんですね。^^(今は漢方やメンタル管理・健康管理にも留意されているようです)

長くなってしまいましたが、下記はうつ病やパニック障害を患ったことのある著名人の皆さんです。ゴシップネタで恐縮ですが、彼らの中では体験記などをブログやインターネットで公開されたり、本にされている方もいますので参考になさってください。

うつ病 パニック障害経験のある芸能人

中島らも(作家) / うつ病
小山明子(女優) / うつ病
小川浩(アナウンサー)竹脇 無我
竹脇 無我竹脇 無我
武田鉄矢 / うつ病
元ET-KINGのTENN / うつ病
岸辺シロー / うつ病、パニック障害
高木 美保 / うつ病、パニック障害
岡村 隆史 / うつ病、パニック障害
YUI / パニック障害
KinKi Kidsの堂本剛 / パニック障害
星野源 / パニック障害
SEKAI NO OWARI 深瀬慧(歌手) / パニック障害
長島一茂 病名 / パニック障害
上麻衣子 病名 / パニック障害
円広志 病名 / パニック障害
大場久美子 / パニック障害
中川家 剛 / パニック障害
田中美里 / パニック障害
堺正章の元妻の岡田美里 / パニック障害
アン・ルイス / パニック障害
島田洋七 / パニック障害
比企理恵 / パニック障害
広田レオナ / パニック障害
秋山準 / パニック障害
庵野秀明(アニメーター) / うつ病
五木寛之(作家) / うつ病
小川宏(フリーアナウンサー) / うつ病
加藤和彦(歌手) / うつ病
ジム・キャリー(コメディアン) / うつ病
オードリー・ヘップバーン病名 / うつ病
ニコラス・ケイジ / パニック障害
マイケル・ジャクソン / うつ病 パニック障害
ビヨンセ / うつ病
ハリソン・フォード / うつ病
ロビン・ウィリアムズ / うつ病
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ / 双極性障害
黒澤明(映画監督) / うつ病
高島忠夫(俳優) / うつ病
根津甚八(俳優) / うつ病
田宮二郎(俳優) / うつ病
萩原流行・萩原まゆ美夫妻(俳優) / うつ病
橋口亮輔(映画監督) / うつ病
望月昭/ うつ病
ユースケ・サンタマリア / うつ病
丸岡いずみ / うつ病
はらたいら / うつ病
木の実ナナ / うつ病
音無 美紀子 / うつ病

<芸術家>
ミケランジェロ / うつ病
ゴッホ / 病名 / うつ病

<文学者>
ヘミングウェイ
ゲーテ / うつ病
ガリ / うつ病
カミュ / うつ病
ウルフ / うつ病
マヤコフスキー / うつ病
ドフトエフスキー / うつ病
エセーニン / うつ病
トルストイ / うつ病
バルザック / うつ病
ホーソン / うつ病
太宰治 / うつ病
有島武郎 / うつ病
宮沢賢治 / うつ病
久保栄 / うつ病
岡本かの子 / うつ病
吉行淳之介 / うつ病
山口瞳 / うつ病
開高健 / うつ病
夏目漱石 / うつ病
島尾敏雄 / うつ病
梶井基次郎 / うつ病

<作曲家>
チャイコフスキー / うつ病
シベリウス / うつ病

<科学者>
ダーウィン / うつ病
フロイド / うつ病

<政治家>
リンカーン / うつ病
チャーチル / うつ病

うつ病本・パニック障害 関連本

レビュー数5点満点中4点以上の好評価書籍をピックアップしています。


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