ドメスティックバイオレンス。( DV / 家庭内暴力 / デートdv)
過去付き合っていた元カレに、私も暴力・支配を受け続けていた経験があります。
1990年代後半、私は今までの「尽くす」パターンの恋愛に疲れ「愛される恋愛」を夢見ていました。
大学に入学してからアルバイト先で知り合った4歳年上の社会人男性から強引なアプローチを受け、お互いをさほど知り合う期間もなく付き合うこととなったのです。
前回の”恋愛疲れ”から「愛してくれるなら、この人でもいいか」という安易な考えが、後々自分を苦しめる結果になるとは想像もしていませんでした。
最初の数ヶ月は楽しいものでしたが、距離が近づくにつれて次第に彼の態度や言動が変わっていきます。
・どこでだれと会うのか、事細かく確認される。
・友人と会っているときにも、途中連絡を強要される。
・メールの中身を勝手に見られる。
・同窓会や大学の仲間との飲み会にも参加させてもらえない。
・自分以外の男性と話すことを禁じられる。
「束縛」が徐々にエスカレートしていったのです。
具体的には、カラオケ店で店員さんとぶつかりそうになって「ごめんなさい」と笑顔で誤ったことに対して ”色目を使っている” と責められ頭からコーラをかぶせられたり、駅員となった旧友に改札で偶然再会した際に「久しぶりだねー!ばいばい」と挨拶を交わしただけで、そのまま見えない場所まで強引に引っぱられ「どういう関係や?」と暴行を受けたり、彼の自尊心を傷つけるような事が少しでもあれば大声で怒鳴られ無視されることも日常茶飯事でした。
事あるごとに顔色を伺いながらビクビク過ごし、嘘を重ねて出かけるようなったり、望まないセックス(彼の性癖)を強要され苦しみました。
このような類の事は友人はおろか、誰にも相談する事ができず、不安は増すばかりでした。(この男性と別れるのにも、壮絶な流れがありましたが、それは別途記事でお伝えします)
殴ったあとは、土下座して泣きながら誤る。このパターンの繰り返しです。
近頃では「デートDV」という言葉も頻繁に耳にするようになりましたが、1990年代にはそのような言葉すら存在していませんでした。
結婚を前提に付き合ってほしいと言われていたこともあり、DVを愛だと勘違いし「自分の為に言ってくれているんだ、してくれているんだ」と、必死で受け入れようとしていたのです。
次第に相手の支配や暴力はエスカレートしていくのですが、そこまで来ると ”今受けている行為は おかしい” と、判断できない状況に陥ってしまいます。
洗脳が解けたとき ”どうしてあの時にこうしなかったのだろう、ああしなかったのだろう” と当時のことが何度もフラッシュバックし、怒り、苦しみ、自責の念など心の傷が癒えるのに本当に長い時間が必要でした。
また、この人と別れた後も、負のスパイラルに巻き込まれ同じようなタイプの男性と親しくなってしまいます。
(この人はゆくゆくストーカーになり、警察に相談する事態へ発展し最後は家族親戚を巻き込んでの大騒動となりました。この話も別記事でお伝えします)
なぜ私が「元カレのDV」( ドメスティックバイオレンス / 家庭内暴力 / デートdv)についてブログに記事を書こうと思ったのか。
今、かすかにでも夫や彼からの言葉や態度に不快感や嫌悪感、恐怖を感じることがあったのならば。。。
それは、まぎれもなく「DV」です。
まずは、” 自分が被害者であると気付くこと” が大事です。
ドメスティックバイオレンス(DV)は、エスカレートしていくと”ストレス”の域を超えるほど深刻な問題です。
自分だけならまだしも、母親へのDVの場合、被害者の子供に現れた症状として父親への憎悪・恐れや情緒不安定も挙げられているのです。
DVから遠ざかる手段として、DV相談ナビ・法律より支援されている内容・各種相談窓口など様々にあります。
そして、何よりも自分自身がそのような状況を招かないようにする意識や、考え方、知識なども必要なのです。
私が経験した出来事や内容について、少しでも同じような境遇にいらっしゃる方や兆候を感じている方に、今の状況から抜け出す役に立てればよいなと思い、発信し続けて行こうと思います。
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今日もあなたが わははん♪と笑顔で過ごせる一日になりますように・・・!