「涙活」にオススメ。涙が止まらない”大人向けの絵本”です。
過去に2度紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。^^
”泣く効果”=涙を流すことで人間の自律神経は緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスや安静を促す副交感神経が優位な状態に切り替わります。 「涙活」は、この仕組みを利用したストレス解消法と言われています。^^
それでは早速私のお気に入りの「感動絵本」をご覧ください。
おじいちゃんがおばけになったわけ
読み聞かせをしながら、涙が溢れてどうしようもなくなった本といえば、コレです。死んでしまったお爺ちゃんが孫の所におばけになって毎晩遊びに来るお話なんです。大好きなじいじが死んでしまい、おばけになって帰ってきます。
この世に忘れ物をしたから天国にいけないんだとわかって、今までのことを思い出していくのです。「じいじの大切な忘れ物ってなんだろう・・・」と、読みきかせをしながら、ずーっと考えていました。そして、その忘れ物がわかったとき、読み聞かせをしているにも関わらず、胸が詰まって、涙腺崩壊です。
何度読んでも同じ場面で涙が流れ、声もふるえてしまいます。笑
「忘れ物」をせずに旅立てる人はいないのかもしれないと思いました。
だけど、悔いのないように、毎日「ありがとう」を伝えていきたいと強く思いました^^
近しい人の死と、残されたものがそれを乗り越えていく姿を描いた作品。
命の素晴らしさ、命のつながり、親子、祖父母の思いなどなどたくさんの大切なことがちりばめられた1冊です。
わすれられないおくりもの
お話は、年を取ったアナグマさんが、静かに死を迎えるところから始まります。親しい友人達は、みなそれぞれアナグマさんの思い出をたくさん抱えていて、とても悲しみます。
でも、わすれられないおくりものを通して、仲間たちがゆっくりと乗り越えていく、とても温かな気持ちになれる素敵なお話なのです。
人は、必ず死というものを目の当たりにします。
死の描写を、「長いトンネルの向こうに行く」と書いていて、「生と死」は繋がっているんだよということを上手く表現されているなと思います。
私は亡くなった祖父母、父の事が重なってしまい、、父が残してくれたいろんな事を思い返しながら、涙で溢れながら読みました。
私は、家族や仲間、大切に想っている人にこんな贈り物を残せるのかなぁ、なんて考えたりもしながら。。。
死んでいくものと、残されたものの心と、これからどう生きていくのかをいろんな立場から気づきをくれる一冊です
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ないた あかおに
子どものころから大好きなお話です。心優しい赤おに。赤おにが村人と仲良くなりたいと思ったのに、誤解されて逃げられてしまうところからお話ははじまります。親友の青おには、そんな赤おにの気持ちを理解して悪役になり、赤おにが村人と仲良くなったところを見届けて、、、
あかおにくん
にんげんたちとなかよくまじめにつきあって、いつもたのしくくらしなさい
ぼくはしばらくきみとおわかれ。このやまをでていくことにきめました
きみとぼくといったりきたりしていては、にんげんたちはきになって、おちつかないかもしれません
ぼくはどこにいようときみをおもっているでしょう
きみのだいじなしあわせをいのっているでしょう
さようなら、からだをだいじにしてくださいどこまでもきみのともだち あおおに
”赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。”
このあたりで大号泣です…。
親友との別れを引き替えに人間との繋がりができたあかおには、失ってから初めてその大切さに気付く。赤おにと青おにの、真の友情とはなにかを考えさせられる、優しくちょっと切ない物語なのです。
学校で友情関係で悩む多感な時期の子供たちや、大人にもオススメの一冊です。
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